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ブラック・マリア事件
2009/09/11/ (金) | edit |
ブラック・マリア事件


ロサンゼルス郊外にあるアパートの一室で、女性の死体が発見された。
被害者の名前はヴィヴィアン・プロムナイト(当時21歳)。
第一発見者はハリー・パウエル(当時36歳)。
彼女の死体は部屋の中央にピアノ線で吊られたまま直立し、
布に包待った赤ん坊の人形を腕に抱きかかえていた。
その姿は幼子を抱えるマリア像のように見えるほど美しく、
唇とヴァギナは黒い口紅で真っ黒に塗りつぶされており、
さらに同じ口紅で彼女の右目から頬にかけて黒い涙が描かれていた。

近くの壁には、同じ黒の口紅で
早く私を捕まえてくれ…”というメッセージが残されていた。
hayakuwatasiwo.jpg


マスコミはこの事件を『ブラック・マリア事件』と命名した。

その後も同じような事件が数件起こったが、犯人は最初の
ブラックマリア事件を真似た人間が起こしたものだった。

それからしばらくして、突然一人の青年が重要参考人として連行される。
彼の名前はリチャード 21歳。新聞配達の仕事をしていた。

彼が連行された理由は、殺害された女性の友人の証言からだった。
その友人の名前はブレンダ
ヴィヴィアンとは数少ない親友の1人だった。

ヴィヴィアンは、記事中の“L”、“O”、“V”、“E”の文字を〇で囲まれた新聞記事を、
毎日のように投函されていて困っていたそうだ。
それを新聞配達員のせいだと思い、顔を合わせた時に彼を睨みつけたら
薄気味悪く笑い返され、翌日の新聞から囲まれた文字が、“HATE”(憎しみ)に
変わっていた…という内容だった。

だが、彼には事件当日のアリバイは無かったものの、
その後、証拠不十分で保釈される。

しかしリチャードが保釈された4日後、ブレンダが惨死体で自宅から発見される。
そして強引にリチャードは逮捕されることとなる。
彼の部屋には事件に使われたものと同じ化粧道具やピアノ線。
そして、配達表の客の名簿の紙に、殺された人間の名前が書いてあり、
殺された人の住所には黒く線が引いてあった。
しかしこれだけでは物的証拠にはならないという主張が少数あったが、
事件を主導していた警部はそれを強く否定。
マスコミも面白おかしく盛りたて、あたかもリチャードが残酷な人間であるかのように報道をし、
幼少時の家庭環境の疑惑を報道したりした。
また、血だらけの犬や猫を抱きかかえていたという目撃証言があったり、
愛情の飢餓が母性への執着を育て、ブラック・マリア事件を起こしたとまで 虚実入り混じった報道によって、
リチャード=殺人鬼という図式
アメリカ全土、全国民に定着してしまった。

無実を訴え続けていたリチャードも、長期に渡る取り調べに ついに心が折れ、
全ての犯行を認めてしまうのである。

そして『お前が犯人だって事はすべて証明できたぞ!』とばかりに
警部の決めゼリフである『Q.E.D.』を叫び、事件終了を宣言したのであった。

無実の罪に問われ…捉えられ…マスメディアに操られ…
権力によって事実を捻じ曲げられ、

Q.E.D.(=証明終了)とされてしまったリチャード。


だが彼の自宅から見つかった証拠品の数々には理由があったのだ。
以下はリチャードに面会した時の彼の証言である。

『私は無実です。ヴィヴィアンさんとは挨拶くらいの仲です。
私が会釈すると険しい顔をされることがありましたので、嫌われているのかな?、と思ったことはあります。
でもそんな事で恨むこともなければ、恋心を持ったこともありません。
ブレンダさんに至っては逢った事もありません。
だからブレンダさんの血痕がついた新聞があったとか、全く意味不明です。
他の証拠の品々ですか? 私はプロの奇術師になる為の勉強中でした。
よくボランティアで老人ホームや小児施設で手品を披露していました。
人前に立つ時は、照れ屋で素顔が恥ずかしいのでピエロのメイクをしていました。
化粧道具を持っていたのはその為です。ピアノ線も奇術のための道具だったんです。
名簿が殺害リストなんてとんでもない!
あれは配達名簿で、番号を振ったのは効率よく配達するためです。
名前を線で消したのは、亡くなったり転居で配る必要がなくなった人達です。
どういうわけか被害に遭われた方はみんな私の配達区域にいました。
警察には何度も繰り返し説明をしましたが、
『お前はマジシャンだから人を騙すのがうまいな』
と全く聞き入れてもらえませんでした。取り調べは屈辱そのものでした。
絶えず暴力を振るわれ食事もありません。自白剤を飲まされ眠る事も許されません。
この苦痛から逃げられるのであればと、警察の言うとおりに自白してしまいました。
もう限界だったのです。』


勿論、リチャードのこれらの証言を鵜呑みにするわけにはいかない。
しかし、犯罪を連想させる証拠の品々は“彼が殺人を犯した”ということを証明するには完全ではない。
そしてリチャードと近しい人ほど彼を優しい人間だと評していた。
『血だらけの犬を抱いていたという報道がされましたが、あれはたまたま埋める瞬間だけを見られたんだと思います。
彼は車にひかれて路上に放置された犬や猫の亡骸を見つけると、“かわいそうだから”と言って埋葬してあげていました』

という母親の証言も気になっていた。
リチャードはとても優しい人間だったという証言ばかりが聞こえてくるのだ。
彼ばかりを信じる事など出来ないが、
警部が事実を捻じ曲げたのでは?という事も考えられなくはない。

「無実ならば、何故裁判で戦わなかったのか?」
との問いにリチャードは、
「死刑になっては駄目だった。
今、僕が死んでも世界は変わらないが、生きていくことできっと未来は変わる。
生きていればいつか自分の手で無実を証明できる、そう思ったからです。」
 
と答えた。

生きることを固持した彼であったが…その6年後、獄中で自殺

死後、彼が愛用していた聖書から
“僕にまだ君を愛する資格はあるかい?”という走り書きが見つかる。
今となってはその“君”とは誰かを詮索してみても、
彼がいなくなった今、もうその答えは出ない。

当時事件を担当していた人間も亡くなり、マスコミも取り上げなくなり、
いつの日か忘れ去られたような事件だが、
この事件から16年後に、似たような事件が起こる。
夫婦が見知らぬ金髪の男にナイフで刺されるという事件だった。
そのナイフをDNA鑑定した結果、ブラックマリア事件の被害者の女性の
ヴィヴィアンのDNAが検出されたという。

技術の進歩がもたらした、ブラックマリア事件への新たな謎。
こうして事件は迷宮入りしたのであった。

いくつかの状況はリチャードを“黒”に近付けているが、“真っ黒”ではない。
疑わしきは罰せずの原則から言えば彼は“無罪”であろう。
その警部はいかなる“正義”を武器に人を裁いてきたのか甚だ疑問である。
しかし残念ながら、リチャードを“白”だと証明するまでには至っていない。

“無罪” と “無実” は違うのだ。

私は無実です…

ブラック・マリア事件の真相は、未だ闇の中である。
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このお話, 奥が深いっ!!
2010/04/04(Sun) 22:25 | URL  | キャラメル♪ #-[ edit]
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